社会人の皆さんへ
本学は社会人に対しても資格取得ができる短期大学として広く門戸を開いています。
これまでも多くの社会人が入学し、資格を取得して専門職として仕事をしています。
都内唯一2年間で教員免許が取得できる!
教員資格(養護教諭)を取得し学校(公立・私立どちらも可)で働いてみませんか。
養護教諭コースでは「養護教諭」の二種免許が取得できます。資格取得後、教員採用試験に挑戦し、公立学校や私立学校で働いている人がたくさんいます。
二種免許でも一種免許と同じ仕事ができます。
授業・演習・実習・採用試験対策が充実しています
現場の教職経験者が教員に多く、豊富な経験をもとに実践に役立つ授業や演習・実習を行っています。 教員採用試験対策も1年後期から2年前期に平行して行い採用実績をあげています。特に社会人の合格率が高いです。
養護教諭は人生経験が豊富なほうがいい!
子どもたちの健康問題が複雑で多様になっています。養護教諭は子どもや保護者の支援をしていくことが多く、これまでの社会人としての経験が生かせます。
社会人から夢を叶えた先輩
前職:外資系ホテル
現職:東京都江戸川区立臨海小学校 勤務
丸山 路子(まるやま みちこ)
2010年卒業
前職から養護教諭を志望した理由
入社して3年目に入るとき、今後のキャリアについて再考しました。その際に「全く違う職種を経験してみるのもいいかもしれない」とふと思いました。
やってみたい仕事を突き詰めて考えた結果、“教育”と“医療”の2点に絞る事ができ、養護教諭という存在にたどり着きました。
帝京短期大学を選んだ理由
学校へ通っている間は、会社を退職し収入がなくなってしまうので、その期間をできるだけ短くしたいと思っていました。2年間という短い時間で養護教諭免許を取得できるという点はとても魅力的でした。社会人入試では受験教科を小論文に絞る事ができたので、働きながら入試対策の勉強がしやすかったことも大きいです。
現在の仕事で生かされていること
授業で「科学的根拠に基づく対応」の重要性について、指導していただくことが多々ありました。実際の仕事に就いてみて、この実践の大切さと難しさを日々感じています。この言葉は、私が養護教諭として勤務していくなかでの一生のテーマになると思います。
年齢を超えた仲間との出会い
また、私は社会人を経験してから入学したため、他の学生の方たちと大きく年齢が離れていました。職場では、これだけ年齢が離れてしまうと、「先輩と後輩」「上司と部下」という関係になる事が多いのですが、学校では一緒に学ぶ仲間であり、大切な友達になりました。年齢も性格も全く違うので、まるで異文化交流のように感じる事もありましたが、卒業後10年経っても連絡を取り合う大切な友達に出会えたこと、この経験が私のキャパシティーを押し広げてくれたことに、今でも感謝しています。
仕事のスタンス
「子どもが話し始めるのを待つ」ことです。まずは、目の前の児童と向き合い、その子の言葉で訴えたい内容が出現するまで、ひたすら待ちます。子どもの話す力をつけるためもありますが、私としては発言を待つことで、子どもに「あなたの言葉を信じるからね」とアピールしているつもりです。子どもの様子によって、隣に座って待ったり、あえて事務仕事をしながら待ったり、全く関係ない話をしてみたりと、手段を変えながら待つようにしています。
今後の目標
「存在感のない保健室」です。
もし「全く保健室にお世話にならなかった!」と言い切れる人がいたら、それは素敵だと思います。ですが、何か支援が必要な児童・生徒がいた場合、彼らが支援されている事に気づかず、自分の力で課題を乗り越えていったと感じられるような方法で、支援を行なえるようになりたいと思っています。
前職:飲食業
現職:静岡県立浜松視覚特別支援学校 勤務
上村 威(かみむら たけし)
2013年卒業
前職から養護教諭を志望した理由
高校生の頃、保健室でお世話になることがあり、このような仕事をしたいと思いました。大学生の時に教員を目指している友人が多く、その時に改めて考えるようになり、調べた結果、女性限定の職業ではないことが分かりました。男性でもできるのなら目指したいと思い、むしろ男性だからこそできることがあるのではないかと考え志望しました。
帝京短期大学を選んだ理由
選んだ理由は、通える範囲の中で男性が入学できる短期大学が唯一帝京短期大学であったからです。そして、オープンキャンパスに参加して話を聞いた時に、男性の学生もいることを知り、安心することができました。
男性でも抵抗なく学べる
養護教諭を目指すのは、ほとんどが女性であることは分かっていたので、少し居づらい場面もあるのだろうと、入学前は思っていましたが、そのようなことを感じることなく過ごすことができました。
現在の仕事で生かされていること
2年間と短い期間で養護教諭としての知識や技術を取得するため、1日教育参加や教育実習は4週間(現在は3週間)実施する等、実践で学ぶ機会を多く作ってもらえたことが、現在の仕事に生かされていると思います。
仕事のスタンス
児童・生徒の目線に合わせて接することと「あまり忙しそうな雰囲気を作らない」ようにしています。保健室に来る児童・生徒は体や心に不調があるため、こちらが忙しそうだと入りづらい、話しかけづらいと思うので、どんなに忙しくても来室者が来た時にはゆったりと落ち着いて対応しています。
今後の目標
まだまだ専門的な知識が不十分であることを仕事を通して日々痛感しているので、研鑽に励み、専門性を高め、日々の運営に自信も持って行っていけることが目標です。